ちょっとした企画の調べ物タスクに真剣に向き合った結果、数年に一度のチャンスをつかめた話です。
タイトルそのままですね。なぜチャンスにつながったのか? について共有していきます。
これを読んでくださっている皆さんが、少しでも得られるものがあれば幸いです。
<今回の結論をカンタンに>
意外と適当にこなしてしまう小さなタスク+個性が出ること
→自分の得意な能力で応えることでチャンスに繋がる。
24時間、エンジンかけてられない
わざわざ書くまでもないけれど、僕は別に仕事ができる人ではないです。
いざしっかりと書くと、ちょっとへこむね。でも、この年までくると、なんとなく自分が天才ではないことくらいは気づく。
同学年ではちゃめちゃに活躍してる人もいるしね。
じゃあ、すごい人たちと何が違うのか?
僕は、自分を27年見てきて「体力の無さ」がかなり大きいと感じてる。銀行、証券、コンサル…みたいな、胃が痛くなりそうな仕事に就いたら、すぐ体を壊してしまうと思う。*こんな主語を大きくしたくないけどね。
睡眠時間3時間で、過酷な労働を何年もこなすのは無理。20代前半で、映像制作の現場に少しだけお邪魔して、心が折れた。
あらためて、自分という器を操縦するパイロットとして、「自分」を俯瞰してみたときに思った。
「この機体あんまり性能良くないな」
性能が良くないからね、周りのスポーツカーと張り合って、四六時中エンジンを吹かしていたら故障しちゃうのよ。
ポンコツだからこそ、エンジンのかけどころが大事なのでは?とひらめいたわけ。
どこにエネルギーを使うか?
ここで冒頭の話に戻る。雑務がチャンスを呼び込んできた、という話です。
僕は、直近で3つのポイントでエンジンをかけてみました。割と、意図的にです。
・自己紹介の資料
・あるオリエンテーションの議事録
・ちょっとした企画のアイデア出し
皆さんの心の中を透視しますよ。今、こう思いましたね。
「そんなとこかよ。誰でもできるじゃん」
全くもってその通りで、誰でもできます。だからこそ、エンジンのかけどころだと確信したんです。
この3つの作業、共通点は
①誰だってできるけれど、あまり力を入れないところ。
②人によって、違いが出る作業
だと分析します。
誰でもできるが、力を入れないタスク
速い話が、軽視されがちなタスクです。人によっては、タスクという認識もないかもしれない。
議事録を例に説明します。書き方のコツなんかは、他ページを参照してください。
会議に参加して、ひたすらメモを取る地味な作業です。それでいて誰がやっても同じではなく、めちゃくちゃ個性が出ます。
まとめ方の体裁、読み手にわかりやすい情報整理、記載するor記載しないの判断、補足情報の追加…など細かい話をしたらキリがないくらい。
単純作業っぽさもあるので、意外に軽んじてしまう側面もある。
軽んじられているほど、本気でバットを振った時の当たりがすごい。
人によって違いが出る作業
例えば、皆さんは自己紹介資料をどう作りますか?
自己紹介なんて、パワポでスライド2、3枚で、パパッとテキスト載せれば終わり。
大体、こんな感じでしょう。まあ、こんな感じでいいんです。普通にこれでいいです。
ただ、僕は面白いことがしたくて、SNSのUIを模したデザインをFigmaで作成。プロトタイプ機能で簡単に画面送りできる資料を用いて、自己紹介をしました。
速い話が、インスタの画面みたいな資料ですね。
作るのに1日半もかけた。まあ、言ってしまえば時間の無駄です。
先輩方が仕事をしているのを尻目に、せっせとFigmaをカチカチしてるんだから。誰も怒らない、優しい会社。
ただ、“どう自己紹介するのか?”も含めて自己紹介ですからね。指定のフォーマットがないということは、考え方や作り方から考えてもいいはず。
想像してみてください。
「ものづくりが大好きです!」とパワポで無機質に游ゴシックの文字を並べる人と、実際つくった作品を持ってくる人。
どちらがものづくり好きそうだな、と思いますか。
他の人よりちょっと得意なことでフルスイング
そして、チャンスをつかみました。
ちょっとした企画資料の依頼に対して、前職で培った経験をフルで投下。日々、資料を作り、企画を考え、リファレンスを深夜まで探し続けた経験が活きましたね。
「抽象度の高いお願いに対して、しっかり形にして持ってきてくれた」
プロジェクトのリーダーが、そうフィードバックしてくれました。僕は、嬉しさを噛み締めつつ、「たいしたことしてないですよ」感を出してました。
調子に乗らないこと。うまく行った時に謙遜するほど強く、大きく、思慮深い人に見られるのでおすすめです。
資料を余程評価していただけたのか、その後プロジェクトにアサインして欲しいと依頼がありました。数年に一度あるかないかの1からプロダクトをつくるタイミングだったそうです。
運が良かったですね。たまたま、巡ってきたタイミングでよさげな資料を作る僕がいた。
人生そんなものなのかもしれないですね。
まだ数ヶ月前ですが、研修をしていた頃
「得意なことは、情報整理、資料化、プレゼンです」
って言ったら、「IT業界になんで来たんだよ。業務と全然関係ないじゃん!」と同期入社のメンバーに笑われました。
僕はいじられキャラなので、場が盛り上がってありがたいのですが、なんで笑われたのか?はあまり分からなかったですね。
絶対に使えるから。実際、この特技が有り難がられて、仕事にアサインしてもらったし。
みんなに笑われる=常識から外れているからこそ、競争力だったり価値につながるんじゃないかって思うんです。
みんなが手を抜く、ちょっとした依頼に対して100点を取りにいくから目立つし、評価してもらえる。
どんなに小さなタスクでも、「そこにどう対応するのか?」は必ず見られていますからね。
全てにエンジン全開で行く必要はないと思っています。
最初に書いたように、ちょっとしたタスクかつ、人によって違いが出るタスクを見抜くこと。そのタスクに焦点を合わせて、自分の得意な能力で打ち返す。全部詰め込んでみる。
“得意な能力”で応えることも重要。上司はあなたの得意なことを理解して、仕事を振りやすくなる。
「なんでもやります!」という人には仕事を振りづらいのはなんとなくわかるはず。
今回のまとめ
・みんなが軽視しているちょっとしたタスク
・やる人によって個性が出るタスク
この2つを満たしたタスクに対して、「自分の得意な能力を使って、全力で」アウトプット