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仕事を辞めようと思ったときに読むやつ【後悔しない退職理由】

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もう8月ですね。

新卒で働き始めた方々にとっては、新しい環境に少しずつ慣れてきた頃かもしれません。

逆に慣れてきたからこそ見えてくる問題もあるでしょう。

今回は「辞めようか…」と考え始めた皆さんに向けて

後悔しない「辞めポイント」についてお話しようと思います。

私自身が実際に仕事を辞めてみて、今まさに実感している内容なので感情がのっているかも。

時間のない方へ向けて、私の「辞めポイント」を簡単に結論から。

①コピーライターになりたいと思って広告会社へ入社

②ディレクター業務と並行して、コピーライターを目指す

③自分のやりたい方向がコピーではないことに気づき、退職

→キャリアプランを考えた上で、今の仕事内容をもとに判断するのが大事。

ここからは、私が

そして皆さんが通過してきたであろう【辞めポイント】を挙げつつ、

それが理由で辞めてしまうと、後に残る後悔について説明していきたいと思います。

目次

長時間労働【辞めポイント①】

自分の人生について考える「時間」が奪われるのがネックだけど、
改善と引き換えに仕事のやりがいを失わないように注意。

自分自身も残業時間が理由で何度も転職を考えました。

毎日深夜まで働いていると、趣味の時間や 休日も仕事が頭をよぎったり、疲労から土日を睡眠に消費してしまい何もできなかった罪悪感に苛まれる…ということも少なくないです。

長時間労働は、とにかく自分の人生について自省する「時間」が奪われるのがネック。

ただし、楽しい仕事・皆んなが憧れる仕事には長時間労働が多いというのもまた真実です。

早く帰りたい一心で、やりがいのある仕事を失わないように注意が必要ですね。

給与が低い【辞めポイント②】

お金は、働く上での大きなモチベーションの一つです。

「人生はお金じゃない」と言っていいのはちゃんと稼いだことのある人だけです。

社長が「大事なのはお金じゃない」というニュアンスの発言をし始めたら注意。

今の給与が自分のスキルや労働時間に見合っていないのでは?という小さな不満は、

「上司がムカつく!」というような別の不満と連鎖する、後々爆発します。

市場価値と自分の給与を比較し、適正な報酬が得られているかどうかを確認することが大切ですね。

ただし、お金だけで転職を決断してしまうのもNGです。

皆さんが「この仕事をしよう!」と思った時、「この職場で働きたい!」と思った時

その動機はお金だったでしょうか?(もしお金だったならさっさと転職しましょう)

きっと「お金だけではなかった」はず。

給与は判断材料の一つであって、業界や業務内容、会社の製品・サービス、面接での印象などを考慮して決めたはずです。

給与だけで判断してしまうのはもったいないです。

充実感のある仕事や築き上げた人間関係を失ってでも得たい数十万円なのか?は一考した方がいいですね。

人間関係【辞めポイント③】

人間関係は転職でリセットできるが、改善できるかは運

職場の人間関係は、仕事の満足度に直結してます。

毎日8時間×週5日。人生の大半を一緒に過ごす人と相性が悪いのは、致命的です。

仕事の悩みについて解像度を上げていくと大体これだったりします。

ただ、それだけで転職を決めてしまうといたずらに履歴書の行を埋めることになるし、

転職でリセットしても次の職場が今の職場よりもいいとは限りません。

ここが人間関係を理由にした転職の怖いところ。

簡単に決断せず、自分がその環境に合わせていく+環境を自分に合わせてもらうための動きが大事です。

転職したら、早めに「自分ってこんな人ですよ」を周囲に出して、生活しやすい環境を整えましょう。

もう少しお話しすると…

「あぁ…前の会社よかったなぁ」と人間関係についての後悔はほぼないです。

本当に仲がいい人とは辞めてからも関係が続くしね。

もちろん主観ですが、この後説明する【辞めポイント④】ほどの後悔はないかなと。

業務内容【辞めポイント④】

私が辞めた理由は、この業務内容でした。

その一方で、辞めた後悔を今もたまに感じるのもこれです。

それだけ「業務内容」について、辞める前に真剣に向き合っておくべきだと思っています。

私は前職の仕事が大好きでした。広告も、コピーも、WEBページも。

単純にクリエイティブな業界への興味・憧れもありましたし、コピーライターになりたいという目標もあったので、
簡単に辞めたいと思うことはありませんでした。

自分の携わった仕事が世の中の人の目に触れて、心を動かせるかもしれない。夢のある仕事でした。

そこで4年間格闘して、ふたつの辞めポイントにぶつかったんです。

コピーライターを諦める

コピーライターについて本気で考えた末の決断でした。

休みを削ってコピーライター養成講座を受講し、毎日終電帰りの中で暇があれば課題のコピーを考えていました。

その末に「今の会社ではコピーライターになることはできない」こと、

「自分がこの先極めたいのは、シンプルなコピーではない」ことに気付けました。

本気で目指したからこその気づきだと思っています。そして、コピーではないと気付けたからこそ、前職を辞めて新たな道へ進む決断に踏み切れたのだと思います。

ここの話はいつか別の記事で詳しく書こうと思います。

専門性がない

これは、コピーライターに本気で向き合う前から感じていた不安でした。

新卒で始めた、広告のディレクションという仕事。

それも美大や技術系学部の出身ではなく、デザイナー・エンジニアの下積みもない。

歳を重ねるごとに足場の心許なさ、自分の空虚さを感じるようになりました。

次々出てくる新しい技術。付け焼き刃の勉強では、ついていけない。

デザインに口出しはするけど、自分でデザインはできないから発言に自信が持てない。

ディレクションをもっと極めるには、専門性を磨かないと将来がない。

そう思った瞬間から、スイッチが切れたように何もできなくなりました。比喩でもなんでもなく。

モチベーションがゼロになって、「辞めたい」ではなく「辞めなくてはならない」状態へと自然に切り替わりました。

決断に後悔はないですが、たまに前の仕事が恋しくなります。

どう表現したら、より伝わりやすいか? 面白くなるか?

そんなことを考えて無数に資料を作り、メールを送り、ありえないスケジュールに文句を言いながら、

真夜中までPCに向かい続ける日々も悪くはなかったなと。

他の辞めポイントと違って、業務内容は自分の努力では100%変えられないので

入念な自己分析と次の職場選びが重要になります。

それでも辞めたい時…

と、色々説明はしてきましたが、

自分が辞めたいと思ったら、辞めるのが正解です。

退職は、思ったほど大事ではないです。一度やめてみるとわかります。

ものすごく自由になって、猛烈に暇になるというだけのことです。

ただ、できれば衝動的に決断せず、以下のポイントについて一度考えてみましょう。

1 我慢できることか

我慢できてりゃやめてないはずなので、愚問ですが。

その悩みは一時的なものか? 改善の余地があるか?です。

たまたま苦手な人と同じプロジェクトになったり、自分が苦手な役割でアサインされたり。

嫌は嫌ですが、終わりが見えてるなら、耐えた方が得です。

会社の方針や上層部と考え方が違うのは、待ったところでどうにもなりません。

また一時的な配属しても、転換がいつになるか知れないとしたら…退職が選択肢に入るかもしれません。

2 転職は、一発逆転の魔法ではない。

文字通り、転職を一発逆転のツールだと思わない方がいいです。

人間関係も、給与も、労働時間も…転職で悩みが全部解決! とはなりません。

物件選びを想像してみてください。

風呂トイレ別、独立洗面台、部屋は2つ欲しいけど、家賃は7万円に抑えたい!

では見つかりません。

今の職場で気に入っていたところ(仲のいい同僚、オシャレなオフィス、やりがいのある仕事…など)

何かしら失う可能性はあるけれど、それでも挑戦してみたい!

と思えるなら一歩踏み出してみてもいいかもしれません。

3 逃げの転職は、キャリアダウンしやすい

面接官は「前向きな転職」かどうか?ちゃんとみてます。

どんなに前職が嫌でやめていても、面接でそれを出してはダメ。

残業が多くて…上司のパワハラが…ともっともな退職理由だったとしても、「採用!」とはなりません。

将来のキャリアに向けて、前職では叶えられない環境が貴社にはある!

という物語を面接官は聞きたいんです。

そのためには、その人の転職のストーリーがしっかりしているか?が重要です。

転職のストーリーについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

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入社後、最終面接を担当した方からフィードバックをもらったのですが

私を採用した理由として、「前向きな気持ちで転職していたのが伝わった」と話していました。

最終的に前向きな理由で辞められるか?も自分に聞いてみることは重要ですよ。

まとめ

仕事に追われる中で考えると、目の前の職場が全て悪に見えてしまったり、

転職エージェントの広告が一発逆転のチケットに見えてしまったりしますが、

基本的にどちらも間違ってます。

一度冷静になって、自分の状況を見つめ直してみましょう。

自分にとって最適な選択を見つけるための参考にしてください。仕事を辞めるかどうかの決断は大きなものですが、自分の健康と将来のキャリアを考えて慎重に判断することが大切です。

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