こんにちは臨です。
今回は、「ものごとを継続させる方法」について書きます!
僕が最も調べて、実践しているジャンルと言ってもいい「継続」
できるだけ楽に無意識に続けたい…と思って「継続」「習慣」についての情報はかなり仕入れています。
そんな怠け者の僕が、ハードめな筋トレを3ヶ月続けられています。不思議と。
なぜなのか?どうして続けられたのか?
そのプロセスや継続についての考え方についてしっかり分析してみたので、お付き合いください。
割としっかり要点を分解したので、この記事は自信あります。
継続のしやすさ
継続はどうやって発生しているのか?流れをよく見てみると、かなりシンプルです。
①時間がある
②モチベーションがある
③行動する
の一連の流れが毎日発生しているだけで、事象自体はとても単純。
読書週間で当てはめてみると、
①寝る前30分時間あるな ②今日はまだ本を読めていなかったな ③読もう
といった感じでシンプル。
これをいかに持続させるか?というのが今回の議題です。
結論から話すと、ポイントは大きく3つです。
・タスクのハードルが低い
・自分の目標に紐づいている
・継続の報酬が得られている
この2点を意識することで、継続の3ステップを発生しやすいようにしてあげます。
継続することのメリット
継続というのは、続いてしまえばそこまでしんどくないです。
今継続していることとしては、筋トレ、読書、執筆。筋トレについては3ヶ月続いています。
こんな怠け者が運動を3ヶ月続けているという事実に、自分が一番驚いています。体の変化にも最近少しテンションが上がっている。
すごく頑張っています!!という意識もなく、なんか変化(報酬)も得られている。この感じが一番理想の継続だと思うんですね。
元々は、成長したい→継続するという流れでしたが、徐々になんとなく続けている→なんか成長しているに変わっている。で、成長するとまたモチベーションが上がって、もっと続けようという循環。
急な一発逆転とか、寝て起きたらかっこいい大人になってるなんて奇跡はないわけで、
なんとなく続けていること、毎日の積み重ねが私たちを大人にしてくれる。
この循環に自分の目標に則したタスクを組み込めたら勝ちですよね。
継続が途切れるパターンについて考える
次に、そんな継続を始めてみたはいいものの途切れてしまう・辞めてしまう理由について分析してみました。
その辺の人よりは、継続企画を始めては終わらせている私だからわかるポイントをお話ししていこうと思いますよ。
継続していた理由がなくなる
「毎日1冊本を読む」というのを就活生の頃継続していました。主にビジネス書ですね。
続いた期間としては、2ヶ月ほどだったと思います。
始めた理由としては、本を読むことでビジネス的な考え方話題をインプットして、就活を有利に進めたいという気持ちからでした。
そして、継続が途切れてしまった原因としては、「就活が終わったから」です。
目的自体が達成されたことで、モチベーションがなくなりました。
もし長くつづけたい習慣なのだとしたら、目的自体を長く見ておくといいかも。
アウトプットの質が下がって萎える
新卒入社後に「自分がいいと思ったコピーを3つ紹介する」という試みもしていました。
コピー年間やら、雑誌、ネットを見漁って、その日自分がいいと思った言葉をピックアップする。
それを同期宛のチャットで毎日定時ちょうどに送るというもの。
始めた理由としては、とにかく「コピーライターになるためのインプット・アウトプット」です。
当時、コピーライター牧野圭太さんが広告事例をFacebookで紹介し続けた「コピーライターの目のつけどころ」という試みに感化されたのを覚えています。
これは1年〜1年半くらい続きましたね。すごい。
で、辞めてしまった原因としては「アウトプットの質が下がった」こと。
仕事が忙しくなって時間がなくなっていき、本当にいいと思ったものを見つけられなくなった。
それによってモチベーションが低下してしまったんです。
あと、“自分がいいと思った”というところも結構落とし穴で、時間があればこなせるタスクでもないんですよね。
継続する理由が腹落ちしてない
先述のコピー投稿の後半あたりから、
「日経新聞の春秋を読んで感想を書く」「前日のWBS(ワールドビジネスサテライト)を解説する」
という試みをまたしても同期へ向けて投稿していました。期間は定かではないのですが、1〜3ヶ月くらいは続いたかなと。
始めた理由としては「ビジネスマンとしての視点も持っておきたい」というもの。広告業界にいると、日々の経済の動きに疎くなって、なんだか変な大人になってしまいそうで…世間を知るという意味で始めました。
辞めてしまった原因としては、「何のためにやっているのか?がぼやけてきた」「続けても意味がないような気がしてきた」こと。
ここにきて単純な話ですが、そのタスクを継続したいか?はかなり重要です。そりゃそうだ。
銀行・証券業界ならいざ知らず、広告業界にいる自分としては、仕事に活きるような気がしなかった。
冒頭に述べた、継続の報酬が得られていないというポイントに引っかかったわけです。
コピーと違い、自分の目標と密接に紐づいているわけでもなかったので、破綻は当たり前ですね。
ちなみに「人に宣言するといい」ということを本に書かれている方もいますが、これは個人的にはそれほど効果がないと思っています。
日経もコピーもそれを参考に同期を巻き込んでみましたが、途中で辞めてしまいました。
思い出した。当時尊敬してた前田裕二さんがUBS時代に、「1日1冊本を読んで、感想を同僚に話す」という継続をされていた話でした。
これは「人に宣言したからやらなくてはいけない」という理由の継続ではないですよね。激務の中でも時間を捻出する、前田さんの鋼の意志と読書好きという要素があってこそだと思いますね。
一定のリズムが保てていない
そして「1ヶ月で何本映画を見られるか」という企画をしたときのこと。
前職を退職後の何もしてない期間ですね。
これは継続というよりも、どれだけ本数を稼げるか?というチャレンジ企画だったので別物な気もしますが。
ともかく1ヶ月ほど毎日映画を見て、記録するという生活をしていました。
1ヶ月で48本を視聴。(この話もいつか詳しくしたいですね)
始めた理由としては、激務の中で失われていた「ひたすらインプットしたい欲を満たすため」
辞めてしまった原因としては、「ひたすら映画のことだけ詰め込みすぎて、ペースを崩した」ことです。
長く続けたい習慣であれば、持続可能なボリューム・頻度をとにかく意識すべき。
ストレスに感じたり、他の活動時間を圧迫し始めると、習慣として無意識の中に組み込まれないですからね。
継続を軌道に乗せるには?
ここまで「継続が途切れてしまう原因」について書いてきたので、
継続を軌道に乗せるために、僕が考えた方法をまとめとして説明したいと思います。
最初に述べた3つのポイントをあらためて説明しますね。
①ハードルを上げすぎない
これはそのままです。
できるだけストレスなく進めていくために、腹筋100回→腹筋30回、毎日読書1冊→3日に1冊
とした方が継続を軌道に乗せやすいです。
最初が一番モチベーションが高いので、「毎日、腹筋1000回!」という思考になりがちですが、
小さく軌道に乗せてから、タスクを増やしていった方が続きます。
僕自身もチョコザップで腹筋・胸・足のトレーニングだけはじめて、
1ヶ月続いた段階で、エニタイムへ移動してしっかりとしたメニューに切り替えました。
「最初のモチベーションに振り回されて、タスクのハードルを上げすぎない」
とだけ覚えておいてください。
②自分の目標に紐づいている
こちらも途中で少し説明しましたが、
そのタスクを長く続けて、将来的に手に入れたいものがあるか?が大事です。
こう書くと少し固くなってしまいますが、筋トレをするなら「理想的なかっこいい自分になりたい」とか
日記を書くなら「自分の考えていることをもっと言語化できるようになりたい」とか
読書をするなら「色々なビジネスマンの仕事について勉強して、今の仕事で出世していきたい」
といったように継続の出口が、自分の目指す自分の理想像に接続していることがモチベーションの継続にとって重要です。
ある程度の期間続けていると「これってなんで続けてるんだっけ?」という自問自答のタイミングが絶対やってきます。
そこで辞める理由を見つけてしまうと、終わりなわけですね。
継続からの報酬がある
続けていく中で、プラスの効果が見え始めると継続がさらに先へ伸びていきます。
ちなみにこの効果は「頑張ったからケーキ食べよ」といった報酬ではなくて、「筋トレ続けたから、胸板が厚くなった!」といった継続の結果がもたらす報酬がいいですね。
なかなか難しいし、これを意識しすぎると習慣化しづらいという視点もありますが、
継続からの報酬があるとモチベーションの上がり方がレベチなのでポイントに入れています。
具体的には、筋トレなら身体が変わってくる。読書であれば、徐々に読むスピードが上がってくる。映画の感想文であれば、物語を構造的に見て批評ができるようになる…など。
まとめ
以上のように、
①ハードルを低くすることで、小さく走り出して
②自分の目標に紐づいていることで、少し続いた時点でのモチベーション低下を防ぎ
③継続からの報酬があることで、一定期間続いた後のモチベーションを上げる
流れで習慣化させていきます。
帰宅して、お風呂に入って、寝て、起きる。このルーティンであれば誰でもやっているでしょう。
やっているという意識すらない。ここまで到達させられたら本物の習慣なんだと思いますね。
僕はまだこの域には到達できていないので、みなさんも一緒に目指していきましょう!