僕は、記事を書く前に、必ず一度ノートに下書きしています。
と言っても、しっかり書く日もあれば、要点だけ殴り書きして「細かいとこは、書いていく中で思いついてくれ…!」という運頼みの日もあります。そんな日の方が多い。
ただ、文章を書く上で一番心や脳から直接文章を持ってこれるのは「手書き」だと思っています。ブログという形で発信しないと、皆さんにお見せできないのでPCに向かっていますが、手書きで発信できるなら今すぐにPCを投げ捨ててもいい。(冗談です。)
なぜかと言うと…
どんどん文章が書ける=自分の中にあるコンテンツをうまく引っ張り出すこと。
だからです。誰でも頭の中には面白いことが詰まっていて、それを文章として出力できるか?に全てかかっている。文章というのは、脳から手に伝わって外に出てくるわけで、PCに向かっていると出てくる段階でどうやらつまづいていることが多いことに気づきました。
文章が出てきやすくするのに、手始めにやってほしい手順としては、
①お気に入りのノートを買う
②ボールペンを3種類以上買う
③書く
これだけです。あまりに単純すぎて怒られそうですが、怒られないくらい気持ちだけはある…
読んだ後、きっと文章が書きたくなる。そして手書きが好きになるはずなので、ぜひついてきてください!
① お気に入りのノートを買う
弘法筆を選ばずと言いますが、弘法ではない私たちは道具や環境をどんどん選んでいきましょう。話が逸れますが…自宅よりカフェが集中できるなら場所をかえるのもいいでしょう。
僕は、モレスキンのB4サイズ、ソフトカバーのものを使っています。4000円以上した記憶がありますが、そのおかげでノートを書くのが大好きです。モレスキンでなくてもいいですが、毎日持ち歩きたくなるような1冊を選びましょう。
日記でも、映画の感想でも、上司の嫌いなポイントの分析でもなんでもいい。とにかく日々書いていく。そうするうちに、言葉が出やすくなっていきます。
そしてお気に入りのノートに書き込み続けてページを使い切ると、定期的に見返したくなるノートに変わります。僕は、新卒で広告制作会社に入社した年に、モレスキンのB4ノート1冊目を使い始めました。広告事例や気になる新聞記事などもスクラップしていたので、元の2,3倍の分厚さに膨れ上がっています。
20代前半の青さ、勢いを感じるこのノートは、僕の宝物です。今書いているこのノートも、5年後10年後にきっと宝物になる。それが分かっているから、どんなにくだらないことでも考えて、書いて、文章にしたくなる。
また1章ですが、まとめくらいの熱量やね。
② ボールペンを3種類買う
冗談だと思うかもしれませんが、意外と真面目でして。その日の体調なのか、しっくりくる書き心地が違うんです。紙に少し引っかかる方がいい日もあれば、摩擦ゼロで書きたい日もある。だから書き味の異なるペンを3本以上入れておきましょう。
その日、ノートに向かった時の絶妙な感覚にフィットするボールペンかどうかで、手書きのへのモチベーションは驚くほど変わります。作家の北方謙三さんも「言葉が出てこなくなった時に、ペンを変えると…最初の一言くらいが出てきてスルスルっといく可能性がある」とおっしゃっていたのを耳にしました。ここで引用するのも恐れ多すぎですけれど。。
それに影響されたわけではなく、以前から僕は筆箱にペンを3種類以上入れているので、使用率TOP3を紹介しますね。
1本目:『SARASA』
有名で、安価なジェルタイプのボールペン。コンビニでも手に入る。なのに超絶描きやすい。さらっとしていて、でも少し髪に引っ掛かる感じ。ドライに比べると薄くて、細め。水性のインクが紙にすこし浮くような感じがクセになる。
2本目:SARASA DRY
出先で筆記用具がなく、コンビニで買って一目惚れしました。
あり得ないくらい摩擦なくヌルヌル書ける。今一番使っているボールペン。難点としては、若干インクが濃いので、紙の薄いモレスキンだと少し透けてしまう点。
3本目:プレジール
プラチナ万年筆のプレジール。これは馴染みがない方もいるかもしれません。
2000円前後で買ったはず。万年筆としては、かなり安価な方です。ボールペンに劣らず、超絶描きやすい。サラサドライが、ヌルヌル滑っていくイメージなのに対して、こちらはさらっと引っ掻いていくような感覚。インクが乾きにくく、カートリッジ交換式なのでボールペンのように使える初心者におすすめの万年筆です。
いい万年筆も、スタメン入りを検討しているのですが…家でも外でもゴリゴリ使っていきたいので、家に忘れて作業にならないようでは困る。コンビニで買えるようなボールペンからお気に入りを見つけておくと、手ぶらで出かけた時も自分のペースを出せるのでおすすめ。
③ 書く
あとは、書くだけです。言いたいことはモレスキンの下りで全て言ってしまいました。ので、言いたいことは言い尽くしました。なんでもいいから、とにかく書く。
1点だけ、書いた年月日を頭に入れておくと、見返した時に便利です。僕は数字だけで書いてます。10月2日であれば、241002のように。あぁ、この頃仕事ですり減ってたな…とか、彼女に振られて凹んでたな…とか、自分の置かれた状況を鑑みながら読むと味わい深いよ。
3行まとめ
文章とは、脳の中のアイディアを取り出したもの。
摩擦なく、脳から手を通して出力するには「手書き」が一番。
最高の状態で「手書き」するために、お気に入りのノートとボールペン3種類以上揃えましょう。