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転職で大事なのは、ストーリーづくり

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みなさん、こんにちは。

転職を考えているとき、何が一番大事だと思いますか?

私が思うに、それは「ストーリーづくり」です。

自分のキャリアや転職の理由、そして今後のキャリアプランを一貫したストーリーとして話すことで、面接でも説得力が増しますし、自分の軸もぶれません。今日は、私自身の経験を交えながら、どうやってストーリーを作るかお話ししたいと思います。

目次

ストーリー作りの流れ

転職を成功させるためには、以下の流れに沿ってストーリーを作ることが重要です。

どんな仕事をしてきたのか?(過去)

まずは、自分がこれまでどんな仕事をしてきたのかを振り返ります。過去の職務経験やプロジェクトの中で、自分がどのような役割を果たし、どのようなスキルを身につけたのかを具体的に説明します。この部分では、具体的なエピソードや実績を盛り込むことで、自分の強みを明確に伝えることが大切です。

転職をしようと思ったきっかけは?(現在)

次に、なぜ転職を考えるようになったのか、そのきっかけを説明します。現在の職場で感じた課題や不安、もっと成長したいという希望など、転職を決意するに至った理由を具体的に述べます。これにより、あなたが積極的にキャリアを考え、次のステップに進む理由が明確になります。

将来どんな仕事をしたいか?(未来)

そして、将来どんな仕事をしたいのか、自分のキャリアビジョンを語ります。目指すべきポジションや役割、具体的な目標を描くことで、あなたのキャリアプランが一貫性を持つようにします。この部分では、あなたが将来の目標に向かってどのように成長し続けるかを説明し、新しい職場での貢献意欲をアピールしましょう。

未来につながるように、現在を補強する

最後に、将来の目標に向かうために現在の転職がいかに重要かを補強します。なぜ今この転職が必要なのか、どのようにして未来のキャリアビジョンに結びつくのかを説明します。このように、現在の転職の理由が将来の目標達成に直結していることを明確にすることで、ストーリーに一貫性と説得力が生まれます。

では、具体的に私が転職を成功させたストーリーについて、過去・現在・未来の三つに分けて説明します。

過去:広告会社での経験

まず、私が経験してきたこれまでの仕事からお話ししますね。

私は広告会社でWEBページ制作の進行管理をしていました。

ざっくり仕事内容を説明すると、クライアント(広告代理店や企業)からの制作依頼を受けて、全体の設計図、スケジュール、見積もりを作成し、それに準じて制作全体を進めていくのが仕事です。

全体の設計図、スケジュール、見積もりが決まったら、デザイナーやエンジニアに作業を依頼し、プロジェクトの達成目標を念頭に置きながら、彼らが作成したデザインやテストページに口出ししたり、クライアントのフィードバックを噛み砕いて伝えます。逆に、代理店に向けて、デザイン・テストページについて説明したりもします。

プロジェクトの中心に立ち、交通整理をするような役割ですね。

この仕事では、多くのスキルを身につけました。例えば、クライアントとのコミュニケーション能力です。クライアントの要望を正確に把握し、それをデザイナーやエンジニアに伝えることは意外に難しいです。

伝言ゲームを想像してもらえると分かりやすいですが、途中の人の聞き取り方や伝え方次第で最終的な答えが180度変わってしまいますよね。クライアントの言外の含みまで理解して、整理する力、要約してデザイナー・エンジニアへ伝える力がかなり鍛えられました。

また、基本的なところですがスケジュール管理スキルも重要でした。このスキルは、説明不要だとは思いますが、どんな職種でも役立つものです。

現在:エンジニアへの転身

そんな中で、ある時ふと「自分はデザイナーやエンジニアの仕事を本当に理解しているのだろうか?」と疑問を持ち始めました。プロジェクトを進行する中で、必要な技術や具体的な工数がわからず、ただ右から左に仕事を流しているだけではないかと感じたんです。

具体的には、デザイナーやエンジニアとのやり取りで技術的な会話が増える中、自分がついていけない場面が多々ありました。

サーバー、ドメイン、ネットワーク…調べる、質問するなど空き時間に情報収集に努めましたが、付け焼き刃の学習では限度がありました。

デザイナー・エンジニアを頼ればいいんですが…どこか自分を空虚に感じるようになったんです。この時はまだはっきりと言語化できてはいませんでした。

もちろん、進行管理の仕事自体が重要であることには変わりありません。しかし、私は自分が単なる「橋渡し役」にとどまっていることに対する漠然とした不安を感じるようになりました。このままでは、自分の成長が止まってしまうのではないかという危機感を抱いたのです。

特に、自分が担当するプロジェクトがより技術的に高度なものになるにつれて、その不安は大きくなりました。新しい技術やツールが次々と登場する中で、自分の知識が追いついていないことに気づき、これが将来的なキャリアにとって大きな障害になるのではないかと考えるようになりました。

そこで、実際にエンジニアとして働くことで、ものづくりの根幹を理解したいと思い、転職を決意しました。エンジニアとしての経験を積むことで、技術的な知識を深め、プロジェクト全体をより効果的に管理できるようになると考えたのです。

未来:これからのキャリアプラン

では、これからどうしていくか。前職で学んだユーザー視点を活かし、フロントエンドに特化したエンジニアを目指しています。また、技術を理解しつつ、前職でのマネジメント業務の経験を活かしてプロジェクトマネージャーとしてのキャリアも考えています。将来的には、皆さんと一緒に働きながら、自分の適性を見極めて、最適なキャリアを築いていきたいと思っています。

私のキャリアプランは、大きく分けて3つのステップに分かれています。まずは短期的な目標として、フロントエンドエンジニアとしてのスキルをさらに磨くことです。具体的には、最新のフレームワークやライブラリを学び、実際のプロジェクトで活用することを目指しています。

中期的な目標は、プロジェクトマネージャーとしての役割を担うことです。エンジニアとしてのスキルを活かしながら、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができると考えています。特に、技術的な理解を持った上でのマネジメントは、プロジェクトの成功に大きく寄与するはずです。

そして長期的な目標は、企業全体の技術戦略をリードするポジションを目指すことです。技術だけでなく、ビジネスやマーケティングの視点も取り入れ、企業の成長に貢献することが私の最終的な目標です。このためには、常に学び続ける姿勢が必要ですし、多様な経験を積むことが重要だと考えています。

まとめ

以上が、私の転職ストーリーです。このように、自分の過去の経験、現在のスキルや適性、そして未来のキャリアプランを一貫したストーリーとして語ることで、面接官に納得感を与え、自分自身の軸をしっかり持つことができます。転職活動を進める際には、ぜひストーリーづくりを意識してみてくださいね。

皆さんも、自分自身のストーリーを見つけてください。自分のストーリーをしっかりと作り上げることで、面接官にも自信を持って伝えることができるようになります。

最後に、転職活動は大変な道のりですが、自分自身を信じて頑張ってください。応援しています!

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